1月から始まった積立NISAですが、そのことで
セゾン投信の中野社長がYahoo!ニュースに出ていました。
そのお話しの中に資産形成に役立つお話しがありましたので
ちょっと長いですが抜粋して転載いたします。
※私が「いいなー」と思った部分です。
つみたてNISAでは、毎月積み立てをするため短期の売買行動が制約されます。
これは非常に良いことなのです。行動経済学的にも実証されていますが
相場は下がれば怖いし、上がれば売りたくなるものです。
人間は自分で投資のタイミングを判断したら大体は、間違えます。
一方、つみたてNISAを続けていれば、決まったタイミングで
自動的に買い付けてくれるので次第に買い値が分からなくなっていきます。
これは、保有資産の値動きが気にならなくなるため
長期投資には絶大な効果を発揮します。
良い資産を長期で持てば、時間が経つほど資産価値が高まり
収益を生みやすくなります。
金融庁のデータによれば、過去20年間、資産、地域を分散して
積み立て投資を行った場合、どのタイミングでも損を出していない
という結果がでています。
つまり、つみたてNISAに参加した人に対しては
20年間の投資により全員成功させたいという意味があるのです。
これは国家を挙げての成功体験作りであり、極めて重要な国策だといえます。
この制度が成功すれば、フォロワーが雪崩を打って参入することで
日本の預貯金神話は崩れていくことが予想されます。
つみたてNISAは、実はすごく画期的で、金融庁の思い入れの深い制度だと思います。
つみたてNISAには金融制度改革も一気に進めるという深い戦略的な
意味があると思います。
まだ金融業界は、みんな高をくくっていますが、つみたてNISAにまじめに取り組み
きちんと一定の成果を一生懸命積み上げようとしている金融機関と
そうではなかったところでは、相当差がつくと思います。
その差をきちんと表そうとするのが、これからの金融行政でしょう。
まさに、つみたてNISAにより、これからの金融業界の優勝劣敗が
決まると考えています。
この点にまだ多くの人達が気付いていないと思います。
20世紀に輝いていた日本の科学技術が、21世紀には凋落しない
という保証はありません。
同じことは日本の産業界全体に言えます。
経済が停滞すれば、社会保障のコストばかり増えて、日本の国民の
生活が窮乏化することは目に見えています。
現在の国民の生活水準を維持する、唯一、残された方策は
我々の持っている金融財産を活用することなのです。
これは極めて勝てる確率の高いチャレンジなのです。
日本政府はGDPを600兆円へ拡大すること打ち出しており
この目標が成果を出す可能性はあると思います。
しかし、そのGDPの成長を国民一人一人に均等に分配できない
状況となりつつあります。
NISA、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出型年金)、そしてつみたてNISAは
新たな分配方法です。
ここに参加しない人はこの分配に預かれないと考えた方がいいと思います。
投資経験がない人はもちろんですが、投資経験がある人も
この制度に参加するべきだと思います。
しっかりとした資産基盤を築くためには必要な制度であり
真面目に自分の人生の基盤を作るという意味で
みんなが参加するべきでしょう。
今回、金融庁はつみたてNISAを実施するにあたり“長期・つみたて・分散”の
3原則を打ち出しました。
とりわけ、日本だけではなく世界に分散投資をすることが望ましい
としたことは、画期的だと思います。
このつみたてNISAが動きだし、滞留した日本の資金が
産業資本に向かい始めたとすれば、年金など長期の外国人投資家も
日本市場に本腰を入れて資金を投入してくると思います。
資産運用をしている人とそうでない人は
既に差がついています。
この差はこれからどんどん大きくなると思います。
私はその差が大きくなるのが嫌です。
自分だけ豊かになってもその豊かさを
満喫できないからです。
早く一人でも多くの人に気付いて欲しいです。
「この地球からお金の不安を消し去る為に今日も毎秒、全力で!!」
「みんなお金持ちになりますように」